おかえりをうながす潮時

ノータイム制であっても在店時間は1時間30分から2時間くらいをめどにして下さい。この位の時間が楽しく、アルコールもほどほどに回り、会計的にも手頃ですし又明日のお仕事にさしつかえない時間です。お客様の身になって考えても一番程よい時間が2時間以内だと思います。

お客様に上手にお帰りいただくにはどうするか。

上手に帰すには順を追った作戦の実行が必要です。先ず重要な事は、在店時間が1時間30分以上であり、貴女をお相手にお客様が気分よく、お遊びいただいた場合であることが前提です。

(1)「オードブルなにかおとりしましょうか」

「いやもういいよ」

(2)「そうですか、じゃ、お会計〆ておきましょうね」

(3)とすぐおしとやかに立ち、自分で会計を〆に行くのです。

(4)お客様はホステスが戻るまでの間に帰る気分になります。

(5)貴女は会計票を持ちかえり「今夜はどうもありがとうございました。高くついてごめんなさいね」と会計票を出します。

(6)お支払いを待つ顔でいること、他の話はあまりしないこと。

(7)お支払いを受けて会計に出し、釣銭を持ちかえりお客様に渡します。

(8)「ありがとうございました。ぜひお近いうちにまた、おいで下さい。お待ちしておりますワ」と言いながら立ち、お客様を先に進ませて、貴女はお客様と腕を組みながら歩き

「今夜は楽しかったワ、私ね昨日はヒマだったのよ」

などと言うのです。

昨日も来た客なら

「毎日来ていただけて〇子本当に幸せ、明日もお待ちしていてよろしいかしら」

 

お見送りの時は、甘えた口調で、今日は来ていただけて、嬉しかったこと、次には何日

ごろ来ていただけるかをおたずねするのは当然ですが、テーブルでの接客サービスが悪か

ったのにお帰りの時のみ、甘えた口調であっては、取ってつけたようで、逆効果となりま

す。貴女は客席にあっては主演女優の演技を研究する気持ちが大切です。

 

 



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