指名客へのサービス

指名をいただいて客席につく場合は本番の時とは一味違った、親しみを持って笑顔で着席すべきです。

「アラァ~〇〇様、おひさしぶりですね。ありがとうございます」「イヨォ―」と言ってお客様が片手をあげるという仲になればしめたものです。俗に言う、固定客として貴女の顧客といえるからです。

 

「あっ〇〇様いらっしゃいませ、うれしいわ」

「あら〇〇様おひさしぶり、どうしていらしたの」

「あーら〇〇様、お待ちしておりました。今日あたりはと楽しみにしてましたのよ」

などと、その時によって表情を変える事も必要ですね。

 

同じ指名席でも、その日の来店目的によっては、親しみを敬遠する場合があります。たとえば貴女のお客様が今日、店にご一緒に来たのは会社の上役で、その上役には「私はあまり、キャバレー遊びなどしたことはないんです」などと話をしていて、いざ店に来てみると、その上役よりも、自分の方がホステスから親しくされ、常連として扱われたとしたら、その客の立場はありません。

本番の時と同じように指名の場合も、今日お客様が店に来たのはどういう目的であるかという来店目的を知らずしてサービスは出来ないのです。

もちろんホステスのサービスの中で一番難しいのは、お客様の来店目的を知ることです。お客様は、何らかの目的があって来店されているのですから、その目的を知り、それを助けていかなければプロホステスとは言えません。

その時、その時によってお客様の心に応じて敏感に演技する事が出来なければプロホステスとは言えないのです。

 

 




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