本番客へのサービス(2)

不景気になればなるほど、
・4軒、5軒のはしご酒をしなくなる。
・1軒で、よくて2軒で我が家へ帰る。
この1軒、2軒の店に貴女の店は入らなくてはいけないのです。
・楽しいムード造りとお客様本位の店創り。
・全員で力を合わせたチームワークで勝ち取る。
・本番客に一生懸命になるホステスがいるお店が繁盛店である。
・本番客に一生懸命になるホステスが高収入を勝ち取る。
・顧客は髪の毛と同じ。抜けていく毛もあれば生えてくる毛もある。
抜けるばかりで生えてこなければハゲ頭になってしまいます。
抜けていく毛が指名客
生えてくる毛が本番客
常に手入れをおこたらず、フサフサした頭にしておいて下さい。

この様に厳しい水商売の戦国時代に、本番のお客様とか、常連のお客様がお連れになった相番本番のお客様はたいへんありがたいお客様です。この様なお客様をホステスの皆さんは絶対に逃がしてはなりません。

初めて来店なさったお客様の場合は、貴女がお客様の立場になって、何を考えておられるかを考えてみるのです。
・飲食料金は高くはないだろうか。
・玄関口に書いてあった料金は本当だろうか。
・追加料理などじゃんじゃん取って料金をぼるのではないか。
・店がとてもキレイだけど料金も高いのではないか。
・その上で暴力団員のような店長が現れるのだはないか。
・好みのタイプのホステスがつくだろうか。(美人のホステス、若いホステス、エッチなホステス)
・そのホステスには恐ろしいヒモがいるのではないだろうか。

初めて来店なさったお客様はどうしても用心深いものです。このような心理の時に、その日のうちに自分を指名にさせようなどと思ったら逃げてしまいます。逃げるとは再度こないという事です。この様な不安をもっておられるお客様の用心ごころを一つ一つ貴女はほぐして行くのです。お客様にそっと今日の予算を相談します。その予算の千円安で止める様にします。お客様はお会計を見て貴女の配慮に安心と信頼を持ってくれるでしょう。飲食の内容も単価の安いものでテーブル上が淋しくならない様に順次注文しましょう。
どエッチにならぬ程度に身体をふれましょう。どエッチ的であると喜ぶ前に用心します。初めてのお客様に2回3回と来ていただくには、先ず安心して貴女を指名し、楽しい気分になれると思ってもらうことです。

ホステスとして特に注意していただきたいのは、初めてのお客様の席では煙草を吸わない方が良いでしょう。日本女性は煙草を吸うポーズがさまにならないからです。見方によればスレッカラシホステスにも見られるし、今日のお客様を明日からの指名客にする為に営業上の小さな心づかいが重要です。
貴女が心をつかえばお客様はお金を使って下さいます。

リスト係から―「〇子さん、〇番テーブル本番ですよ」と指示された時「本番?私が?…」などといっていやな顔をして行く人。
こんな人はホステス失格です。なぜならイヤイヤながら席について、気持ちよくサービスすることは出来ないからです。

本番につかないと、貴女はお客を知る機会はないのです。本番について一生懸命サービスに努め、本番客を貴女の指名客にする以外に、貴女が売れっ娘になる道はないんですよ。

 

 

 




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