ヘルプホステスのサービス方法

  • 一番お客様を退屈させない方法は、お客様に対しての話題ですが、話題と言っても、時事放談などのむつかしい話ではダメです。そのお客様のお目当てのホステスさんの話題に上手に切り替えていくことです。誰でも好きな人の話題は楽しいもので、お客様は好きな人のことはいろいろ知りたいものです。ですから、その話の間はお客様は退屈しないものです。と言っても、そのホステスをくさすような話は絶対にしてはいけません。

(くさすつもりはなくとも、私生活のことなどは絶対のタブー。ほめたつもりでも逆の結果が出ます。とくにお客様のカマに引っかからない様に)

彼女の良いところをほめ、ホステス同士やお店の人達、お客様にも好かれている人柄のよさをごく自然な態度で話すことです。お客様は自分のお目当てのホステスがほめられる事はそれだけで嬉しいものです。

逆に悪いつげぐちをするホステスに魅力を感じたり楽しさがあるわけはありません。

 

  • ヘルプホステスはそのお客様にしつこく自分を売り込もうとしてはなりません。売り込みはかえってマイナスになります。忠実にマナーを守り、主役をほめたたえてこそ、お客様はヘルプについた貴女の人柄にひかれる場合が多いのです。お客様が心の中でもう5分だけでもいいからこの席にいて欲しいな―と思われるヘルプサービスをして下さい。

 

人生なんて所詮一人では生きてゆけぬのと同様に、お仕事も一人では成功できません。

ホステスのお仕事は個人営業、一人一人がご指名の席では経営者の立場ですね。そのご指名のお客様が重なって入ってこられたら、ヘルプのホステスさんの助けを借りることになります。

この様な場合、ヘルプのホステスさんが、主任、店長の支持だからヘルプに付く、日給をいただいている、仕事、だからヘルプに付く、それだけの気持ちで席についてお客様にサービスをする。ではこんなヘルプさんはどんなサービスをするかと申しますとお酌とタバコに火をつけるだけ、あとは何にもしない。誰か身におぼえはないでしょうか。これでは大切なご指名のお客様をひとときでも預けて心配になりませんか。ご指名のお客様は指名ホステス、貴女がそばにいなければ機嫌が良いはずはありません。

その機嫌の悪さを、他の席から貴女がもどるまで上手につないで欲しい。そうしてあげるのがヘルプホステスの使命でもあるわけですから、どんな成績の良いホステスでも、忙しければ忙しい人ほどヘルプさんの協力的サービスをお願いしなければなりません。ホステス商売は一人では成績を守ることは出来ない。となるとホステス同士全部の人達と仲良くしなければいけませんし、自分がヘルプについた時はご指名のホステスさんのために、ひいては逆の立場になるときの為に、好感の持てるサービス、話題、話術でご本人の来るまでをつないであげることです。仕事の上で全部のホステスさんと仲良く協力しながらヘルプにつきましょう。お客様そして従業員全てから好かれるホステスになりましょう。

ヘルプを協力してもらったら、

「ヘルプの〇〇さんでした。お友達といらして時には呼んであげて下さい。どうもありがとうございました」

この位の事は言ってあげて下さい。

 

 



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